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ベトナム食材のブンとフォーの違い

ベトナム食材のブンとフォーの違い

ベトナム料理における「ブン」と「フォー」は、どちらも米粉を主原料とする麺ですが、製造方法、形状、食感、そして代表的な料理において明確な違いがあります。フォーは平たい形状の切り麺で、主にスープ料理として親しまれていますが、ブンは断面が丸い押し出し麺で、スープ料理だけでなく、つけ麺や和え麺、生春巻きの具材など、より多様な料理に用いられます。ベトナムではフォーよりもブンの方が一般的で、料理の種類も豊富です。

原料と製造方法

ブン (Bún)

ブンは米粉を原料とし、ところてんのように細かい穴の開いた型から押し出して成形される押し出し麺です。製造工程には、米を水に浸し、ミキサーにかけて柔らかい米粉にし、生地を培養して酸味を出し、プレス機で成形するなどの手間がかかります。この発酵工程もブンの特徴の一つです。茹で時間は約2分と短いです。



フォー (Phở)

フォーも同じく米粉を原料としますが、米粉と水を合わせたものをクレープ状に蒸し、それを細く切り出して作られます。伝統的な製法は手作業で時間と手間がかかりましたが、現在は自動化が進んでいます。フォーは酸味を避けるため、挽いた麺は発酵させずにすぐに調理されます。

形状と食感

ブン (Bún)

ブンは断面が丸く、色は真っ白です。麺の太さや形状にはバリエーションがあり、ストレート麺やちぢれ麺、細麺から太麺まで料理によって使い分けられます。例えば、つけ麺や和え麺にはちぢれ麺、スープ麺にはストレート麺が使われることがあります。食感はもちもちとしています。

フォー (Phở)

フォーは平たく、断面は長方形(きしめん状)で、色は半透明な白です。食感はこちらももちもちとしており、スープを吸いやすい特徴があります。腹持ちが良いとも言われています。


フォーの平たい麺

代表的な料理と食べ方

ブン (Bún)

ブンはベトナムの国民食とも言われ、フォー以上に現地で親しまれており、料理のバリエーションが非常に豊富です。
●汁麺(水ブン): カニ肉を使った「ブンリュウクア」、雷魚と発酵させた魚醤を使った「ブンマム」、牛肉と香草を使ったフエ地方の名物「ブンボーフエ」など、濃厚な味付けのスープにもよく合います。ブンを使った汁麺の種類はフォーよりもずっと多いとされています。


●つけ麺: ハノイ名物の「ブンチャー」は、ブンを焼いた豚肉や肉団子が入った甘酸っぱいつけだれにつけて食べます。


●和え麺: 揚げ春巻きを乗せた「ブンティットヌン」や「ブンチャーヨー」のように、少量のタレと混ぜて食べる料理もあります。
●その他: 生春巻き(ゴイクン)の具材としても使われます。

フォー (Phở)

フォーは、鶏や牛から出汁を取ったあっさりとしたスープで食べるのが一般的です。 ●鶏肉のフォー (Phở Gà)
●牛肉のフォー (Phở Bò)



知名度と人気

日本ではフォーの方が有名ですが、ベトナム現地ではブンの方が一般的で、日常的によく食べられています。ローカルの屋台などでも、フォーよりブンを使った料理の方が多いとされています。ブンはメコンデルタ地方で特に名物とされています。
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