家系ラーメン吉村家の歴史とこだわり 「家系総本山」

家系ラーメンといえば、横浜発祥の豚骨醤油ベースの濃厚なラーメンですが、その元祖となった店が吉村家です。

「吉村家」創始者の吉村実さんは、宮大工や床屋の見習いなど、様々な職を転々とした後、長距離トラックの運転手を務めていたそうです。

吉村実さんはある日、「九州の豚骨と東京の醤油を混ぜたらうまいんじゃないか」と思い立ち、京浜トラックターミナル(東京都大田区平和島)にあった「ラーメンショップ」を半年間手伝った後、1974年9月に横浜市磯子区の新杉田駅近くに吉村家を開店しました。

店舗が磯子産業道路に面しており、石川島播磨重工業(現・IHI)をはじめとする工場密集地帯という立地だったことから、京浜工業地帯で働く工場労働者やトラック運転手の間で評判になり広まったそうです。

1999年に現在の横浜駅西口に移転しました。

 横浜ラーメン吉村家

吉村家のラーメンは、豚骨や鶏ガラから取った出汁に醤油のタレを混ぜたスープに太いストレート麺と分厚くスライスしたチャーシュー、丼からはみ出すほどの大きな海苔、ホウレンソウなどがトッピングされます 。

スープには1日分として豚骨1トン、鶏ガラ500羽分が使用されており、濃厚でコクがあります。また、テーブルにはニンニクや豆板醤などの調味料が置かれており、客は自分好みに味を調整できます 。

さらに、無料で提供されるご飯と一緒に食べることもできます。

 

吉村家は「家系総本山」と呼ばれるだけあり、多くの弟子や孫弟子を輩出しました。その中でも有名な店舗としては、「六角家」、「本牧家」、「壱六家」、「横濱家」、「杉田家」などが挙げられます 。

これらの店舗も各地で人気を集めており、「~家」という屋号が多く見られるようになりました 。

「資本系」と呼ばれる大手外食産業が手掛けるチェーン店も増えていますが 、「吉村家」流派ではセントラルキッチンではなく自前でスープを作っています。横浜家系ラーメンは、本店や直系店をはじめ全国に2000軒もあると言われています。

 

私は何度も吉村家でラーメンを食べたことがありますが、その度に感動します。その美味しさは言葉では表せません。

一口食べればわかります。このブログを読んだ方々も是非一度足を運んでみてください。絶対後悔しませんよ!

 

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